(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
ldap_connect — LDAP サーバーへ接続する
$host
= NULL
[, int $port
= 389
]] ) : resource
LDAP リンク ID を作成して、指定した
host
および port
が妥当であるかどうかを調べます。
注意: この関数は、接続を確立するするわけでは ありません。 指定したパラメータが妥当であり、必要に応じて接続をオープンできるかどうかを調べるだけです。
host
このフィールドには、ホスト名を指定します。OpenLDAP 2.x.x 以降を使用している場合は、 LDAP URI を指定することもできます。ldap://hostname:port 形式、あるいは SSL を用いる場合は ldaps://hostname:port 形式が使えます。
複数の LDAP URI を指定する場合は、間にスペースをはさんだひとつの文字列とします。
hostname:port 形式は LDAP URI としてサポートされないことに注意しましょう。 スキーマが抜けているからです。
port
接続するポート。LDAP URI を用いる場合は使用しません。
指定したホスト名とポートの組み合わせ、あるいは LDAP URI が妥当であると思われる場合に正の LDAP リンク ID を返します。
これは単なる構文チェックであり、実際にサーバーに接続するわけではありません。
構文チェックに失敗した場合は FALSE
を返します。
OpenLDAP 2.x.x を使用している場合は、
ldap_connect() は常に resource
を返しますが、実際には接続せずにパラメータの初期化だけを行います。
実際に接続するのは次に ldap_* 関数がコールされた際で、これは
通常は ldap_bind() です。
引数が指定されない場合、既に開かれているリンクのリンク ID を返します。
例1 LDAP サーバーに接続する例
<?php
// LDAP 変数
$ldaphost = "ldap.example.com"; // ldap サーバー
$ldapport = 389; // ldap サーバーのポート番号
// LDAP に接続します
$ldapconn = ldap_connect($ldaphost, $ldapport)
or die("Could not connect to $ldaphost");
?>
例2 LDAP サーバーへのセキュアな接続の例
<?php
// サーバー証明書が証明するホストであることを
// 確認する
$ldaphost = "ldaps://ldap.example.com/";
// LDAP に接続します
$ldapconn = ldap_connect($ldaphost)
or die("Could not connect to {$ldaphost}");
?>