(PHP 5, PHP 7, PECL OCI8 >= 1.1.0)
oci_parse — 実行のために Oracle の文をパースする
$connection
, string $sql_text
) : resource
connection
を使って sql_text
をパースし、ステートメント ID
を返します。この ID は、oci_bind_by_name(),
oci_execute() や他の関数で使用されます。
ステートメント ID を解放するには、
oci_free_statement() を使うか、あるいは
変数に NULL
を代入します。
connection
oci_connect()、oci_pconnect() あるいは oci_new_connect() が返す Oracle 接続 ID。
sql_text
SQL あるいは PL/SQL ステートメント。
SQL の最後にセミコロン (";") をつけては いけません。一方、PL/SQL ステートメントの最後はセミコロン (";") を つけなければなりません。
成功した場合にステートメントハンドル、あるいはエラー時に FALSE
を返します。
例1 oci_parse() での SQL 文の例
<?php
$conn = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
// パースします。SQL 文の最後にはセミコロンがないことに注意しましょう
$stid = oci_parse($conn, 'SELECT * FROM employees');
oci_execute($stid);
echo "<table border='1'>\n";
while ($row = oci_fetch_array($stid, OCI_ASSOC+OCI_RETURN_NULLS)) {
echo "<tr>\n";
foreach ($row as $item) {
echo " <td>" . ($item !== null ? htmlentities($item, ENT_QUOTES) : " ") . "</td>\n";
}
echo "</tr>\n";
}
echo "</table>\n";
?>
例2 oci_parse() での PL/SQL の例
<?php
/*
この PHP プログラムを実行する前に、SQL*Plus や SQL Developer で
ストアドプロシージャを作っておきます
CREATE OR REPLACE PROCEDURE myproc(p1 IN NUMBER, p2 OUT NUMBER) AS
BEGIN
p2 := p1 * 2;
END;
*/
$conn = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
if (!$conn) {
$e = oci_error();
trigger_error(htmlentities($e['message'], ENT_QUOTES), E_USER_ERROR);
}
$p1 = 8;
// PL/SQL プログラムをパースするには、文字列の最後にセミコロンが必要です
$stid = oci_parse($conn, 'begin myproc(:p1, :p2); end;');
oci_bind_by_name($stid, ':p1', $p1);
oci_bind_by_name($stid, ':p2', $p2, 40);
oci_execute($stid);
print "$p2\n"; // 16 と表示します
oci_free_statement($stid);
oci_close($conn);
?>
注意:
この関数は
sql_text
を検証 しません。sql_text
が有効な SQL あるいは PL/SQL 文かどうかを検証する唯一の方法 - それは実行することです。