(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PECL pdo >= 0.2.0)
PDO::query — SQL ステートメントを実行し、結果セットを PDOStatement オブジェクトとして返す
$statement
, int $PDO::FETCH_CLASS
, string $classname
, array $ctorargs
) : PDOStatementPDO::query() は、一回の関数コールの中で SQL ステートメントを実行し、このステートメントにより返された 結果セット (ある場合) を PDOStatement オブジェクトとして返します。
複数回発行する必要があるステートメントの場合、 PDO::prepare() で PDOStatement ステートメントを準備し、 PDOStatement::execute() でそのステートメントを 複数回発行する方がより良いパフォーマンスを得られると実感するでしょう。
PDO::query() を次にコールする前に 結果セット内の全てのデータを取得しない場合、そのコールは失敗します。 PDOStatement::closeCursor() をコールし、 次に PDO::query() をコールする前に PDOStatement オブジェクトに関連付けられたリソースを解放してください。
注意:
この関数はパラメータをひとつだけしかとらないと記述されていますが、 追加のパラメータを渡すことも可能です。これらのパラメータは、 返される結果のオブジェクトに対して PDOStatement::setFetchMode() をコールするのと同じような扱いになります。
PDO::query() は、PDOStatement オブジェクトを返します。
失敗した場合は FALSE
を返します。
例1 PDO::query の例
PDO::query() の優れた機能は、 実行に成功したSELECTステートメントにより返されたレコードセットで 反復処理が可能であることです。
<?php
function getFruit($conn) {
$sql = 'SELECT name, color, calories FROM fruit ORDER BY name';
foreach ($conn->query($sql) as $row) {
print $row['name'] . "\t";
print $row['color'] . "\t";
print $row['calories'] . "\n";
}
}
?>
上の例の出力は以下となります。
apple red 150 banana yellow 250 kiwi brown 75 lemon yellow 25 orange orange 300 pear green 150 watermelon pink 90